
セラミック治療
CERAMIC
審美セラミック治療
セラミック治療とは、虫歯や歯の欠損などの詰め物・被せ物として、天然の歯と色や質感などがよく似た「セラミック素材」を用いる治療のことです。
セラミック素材は、保険診療で用いられる金属やプラスチックの詰め物・被せ物に比べ、自然で美しい見た目を再現することができます。また、耐久性もよく将来的に歯周病や周囲の歯の虫歯が生じるリスクを抑える効果もあります 。
一方で、セラミック治療は保険がきかないため治療費が高くなりがち…というデメリットがあります。しかし、セラミック治療にはさまざまなタイプがあり、費用を抑えつつ美しい見た目を叶えてくれる治療法の研究も進んでいるのが現状です 。そこで今回は、セラミック治療の特徴や種類、費用などについて詳しくご紹介します。

審美歯科 セラミックとは
セラミックとは、陶磁器などの焼き物に使用される素材のことです。さまざまな種類の無機物を加熱処理して作られています。
以前は、虫歯や歯の欠損などを埋めるための詰め物・被せ物は金属やプラスチックなどしか選択肢がありませんでした。しかし、金属やプラスチックの詰め物や被せ物は見た目の美しさが損なわれるケースも多く、人前で口を開けられない、歯を出しで笑えない…といった悩みのタネとなることも少なくなかったのです。
そこで登場したのが、色や質感などが自然な歯とよく似たセラミック素材です。実はセラミック素材を用いた歯の治療には長い歴史があり、1800年代前半にはセラミック製の歯が作られていたとのこと。その後1900 年頃には実用化し、これまで多くの患者さんに使用されています。
それからもセラミック素材はさまざまな改良がなされ、2005 年には強度をさらに高くしたジルコニアを歯科治療の詰め物や被せ物に使用することが厚生労働省から認められています。
まずは、セラミックの 特徴 について 詳しく見てみましょう。

審美歯科 セラミックのメリット
セラミックには次のようなメリットがあります。
見た目の美しさ
セラミック治療の最大のメリットは、「見た目の美しさ」です。
セラミック素材は、白さや透明度、ツルツルとした質感などが天然の歯と非常によく似ており、一見しただけでは詰め物や被せ物 が入っていることすらわからないというケースも少なくありません。
また、「白さ」に着目すれば、保険診療でも白い素材の詰め物や被せ物を利用できるケースがあります。
これは、ハイブリッドセラミックと呼ばれる素材で、白いプラスチックにセラミックの粉を混ぜて焼き上げたもの。確かに金属製の詰め物や被せ物よりも目立ちにくくはなりますが、天然の歯に比べると不自然な白さであり、透明度や質感もセラミック素材とは全く異なります。


劣化しにくい
セラミックは金属やプラスチックの詰め物や被せ物よりも劣化しにくいのもメリットの一つです。セラミックは「陶磁器」の一種なので金属やプラスチックよりも壊れやすいのでは?と考える方も多いでしょう。ですが、歯科治療に使用するセラミック素材は咀嚼を重ねても劣化しにくい加工がされているため、耐久性に優れています。
むしろ、金属やプラスチックの詰め物や被せ物は月日を重ねるごとに少しずつ溶け出して外れてしまったり、一部が欠けてしまったりすることも少なくありません。耐久性はセラミックより劣っていると言えます。一方、セラミックは傷がつきにくい加工がされている上に、口の中で溶け出すようなことがないため金属やプラスチックよりも寿命が長いのです。
虫歯になりにくい
セラミックは天然の健康な歯のように表面がツルツルしています。また、金属やプラスチックの詰め物や被せ物に比べて、咀嚼などの刺激で傷がつきにくいのも特徴の一つ。そのため、詰め物や被せ物に汚れやプラークがつきにくいのです。歯の詰め物や被せ物は虫歯やケガなどによる歯の欠損を治療する際に使用されます。詰め物や被せ物さえして治療すればもう虫歯にならない…と考える方も少なくないはずです。
しかし、歯の詰め物や被せ物にプラークが沈着すると残された元の歯の部分や隣の歯などが虫歯になってしまうこともあります。
セラミックは汚れやプラークが付きにくいため、このような「治療後の虫歯」が発生するリスクを抑えることができるのです。


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