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マウスピース矯正

MOUTH PIECE

札幌審美歯科

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着することで歯を動かす矯正方法です。従来のワイヤー矯正では、金属の装置を常に装着する必要があるため、審美上の理由から敬遠する人も多かったのですが、マウスピース矯正なら装置が目立たないため、見た目が気になる方でも気兼ねなく治療を受けられます。また、自由に装置の取り外しができるため、衛生面でも優れています。デメリットもいくつかありますが、審美上、衛生上どちらの面においても、比較的快適に矯正を実施できる方法だといえます。マウスピース矯正にはさまざまな種類があるのですが、当院ではアソアライナーという矯正装置に対応しています。

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マウスピース矯正装置 

アソアライナー

アソアライナーは東京に本社がある「株式会社アソインターナショナル」によって2010年に発明された矯正方法です。アライナー(矯正装置)は、日本最大ともいえる歯科技工所(矯正装置を作製するところ)で製作されています。アソアライナーの特徴は、治療の段階が進むごとに歯型を取り直し、最新の歯の状態に合わせて新たなマウスピースを作成する点にあります。段階に応じた適切な対処ができるため、精度の高い矯正が可能です。早く動かしたい場合や、紛失した・壊れた場合の再作成等、不測の事態やご希望の変更にも臨機応変に対応することができます。

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​マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正は目立ちにくい

マウスピース矯正は、透明のマウスピースを用いた矯正方法です。従来のブラケットやワイヤーを用いた矯正と比べ、治療中の見た目が目立たない点が最大のメリットです。装置を装着した状態で過ごしていても、矯正を行っていることが周囲に気づかれる可能性が低く、気兼ねなく口を開けて笑うことができます。人前に出る場面やお祝いの場にも抵抗なく出席できます。また、マウスピース型のため、自分で簡単に取り外すことが可能です。

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マウスピース矯正はむし歯になりにくい

マウスピース矯正は取り外し可能なため、口腔内を清潔に保ちやすい点も大きなメリットです。従来のワイヤー型の矯正は歯科医院で医師に取り外してもらわない限り、常に装置が装着されているため、装置の間などに雑菌が溜まりやすいです。その結果、むし歯や歯周病といった疾患のリスクが高くなります。また、矯正装置がついていると甘い物やお菓子などむし歯を誘発する食品はできる限り避けた方が良いといえますが、マウスピース型の矯正ならば、好きなものを好きなだけ食べることができます。

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マウスピース矯正は痛みが少ない

矯正中の軋むような痛みが嫌という方でも、不快に感じず利用できる可能性が高いです。マウスピース矯正では歯を一度に動かす距離が短いため、ワイヤー矯正に比べ歯にかかる力が弱く、患者さんによっては全く痛みを感じない人もいるほどです。また、ワイヤー矯正では矯正装置を付けた直後やワイヤーの調整後、または食事中に歯を噛み合わせる際などに痛みを感じることがありますが、マウスピース矯正ではそういった痛みは生じません。しかし、全く痛みを感じないというわけではありません。新しいマウスピースに交換した際に窮屈に感じたり少し痛みを感じたりすることがあります。装着といっても、歯の形に合わせて当てはめるだけなので、装置による口内の異物感もワイヤー型と比べて少なく、装置をはめたままでも話しやすいです。審美面と合わせて考えても、日常生活への支障がほとんど無いと言えます。

マウスピース矯正はむし歯治療も可能

マウスピース矯正はむし歯になりにくい矯正法ですが、それでもむし歯にかかるリスクはゼロではありません。マウスピース矯正であれば、矯正中のむし歯治療も可能です。治療の途中に再度型取りを行う必要があるため、その際にむし歯の治療を受け、クラウンなどの詰め物を入れてもらうこともできます。治療中に交通事故などで歯が欠けたり抜けたりした場合も、現在の歯の形に合わせてマウスピースの形を変更することができます。さらに、歯の黄ばみが気になる場合、ホワイトニング(ホーム・オフィス)を行うことも可能です。ホワイトニング剤をマウスピースに染みこませることで、矯正とホワイトニングが同時にできるのです。

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マウスピース矯正は金属アレルギーの心配がない

ワイヤーやブラケットを利用する矯正では金属アレルギーがある方は諦めるしかありませんが、アソアライナーをはじめとするマウスピース型の矯正は金属以外の材質を用いているため、金属アレルギーがある方も問題なく治療を受けられます。

マウスピース矯正のデメリット

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マウスピース矯正では自己管理が重要

マウスピース矯正では装置を自分で着脱可能な分、自己管理が求められます。アソアライナー矯正の場合、マウスピースを1日17時間は装着しなければいけないとされています。この時間を守らなければ、思っていた通りの効果が期待できず、治療期間が延長してしまう可能性が高いです。着脱可とはいえども、基本的には食事やブラッシングのときを除き、睡眠中も含め、装着を続ける必要があります。ブラッシングが面倒であれば、洗浄液につけて掃除をすることも可能なので、手入れにはそこまで手間はかかりません。しかし、むし歯などの疾患を避けるにはこまめな手入れが必須です

マウスピース矯正で改善できない症例がある

しかし、マウスピース矯正は、適応症が限定されている点がデメリットとして挙げられます。簡単に言うと、症状が重いケースには適した矯正法ではありません。アソアライナー矯正では歯の根元を動かすことができないため、移動させることができる距離に限界があるのが主な理由です。例えば、「重度のアンギュレーション」「歯牙の平行移動」「大きな空隙閉鎖(抜歯症例など4mm以上の空隙)」「骨格性の矯正治療」等のケースではアソアライナー矯正を行うのは難しいです。

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​RECOMMEND

​マウスピース矯正はこんな方におすすめ

接客業をされている方や人前に出るお仕事をされている方(キャビアアテンダントや俳優、モデル、講師など)

軽度のすきっ歯でお悩みの方

前歯部のみ等、部分矯正がしたい方

現在むし歯など歯の治療中で、その治療が終わる前に矯正治療をはじめたい方

以前矯正治療をしたが再び歯並びが戻ってしまい、再度矯正をはじめようと検討中の方

FLOW

マウスピース矯正の治療の流れ

STEP​.1

カウンセリング

まずカウンセリングを実施し、現在のお悩みやご不明・患者様の要望などを伺います。

2

STEP

審査・診断

マウスピース矯正ができる状態なのか、歯並び、噛み合わせ、顎の状態など検査(口腔内診査やレントゲン撮影、口腔内写真撮影など)を行います。この情報を基に、患者様に合った治療方針を決めます。診断結果に問題が無ければ、マウスピース矯正の適応となり、歯の型取りに進みます。

3

STEP

印象採得(歯の型取り)

アソアライナー矯正では、まず上下の歯型を採取し、患者様のお口にぴったり合う模型を製作します。専用のコンピューターを用い模型を分析し、どの歯をどれくらい動かすべきなのか精密な測定をした上で、透明なラミネートを用いて装置を作ります。作るマウスピースの種類は1種類だけではありません。それぞれ厚さが異なるソフト(0.5mm)・ミディアム(0.6mm)・ハード(0.8mm)という3種類のマウスピースを製作します。ソフト・ハードタイプは歯の移動に適していますが、素材が薄いため、長期間使用するとアライナーが変形を起こす可能性があります。ハードは保定装置の意味もありますが、ソフト・ハードで想定通りの移動が行われなかった場合に、是正する意味もあります。

4

STEP

装着

まずはソフトの方から用い、患者様には10日ほどはめて頂きます。次にミディアムに変え、また10日が経過したら、ハードに交換します。その10日ごとのソフト→ミディアム→ハードの装着(1ヶ月3枚の装着)を繰り返し、歯を動かしていきます。これを約一年間続けます。治療中の来院回数はお口の状態や患者さん自身の要望によって異なり、一度の来院で9枚(3ヶ月分)ずつマウスピースをお渡しする場合もあれば、長期の留学などで来院が難しいため一度に36枚(一年分)のマウスピースをお渡しする場合もあります。

5

STEP

保定

セットアップ通りの歯並びの状態が実現したら、噛み合わせが安定するまで、保定のための装置を入れます。保定装置(リテーナー)は就寝時など一定時間装着し、期間は症例にもよりますが、医師の指示に従い、1~2年程度装着を続けます。保定用のアライナーは少し厚みのある頑丈なものをお渡ししていますが、ご希望やお口の状況により、通常の目立たないリテーナーをおすすめする事もあります。保定期間中も定期的にむし歯や歯周病のメンテナンスが必要です。

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ATTENTION

マウスピース矯正の治療の留意点

01/

アソアライナー矯正は適応症例が限定的です。このため、歯の状態如何ではアソアライナー矯正ができない可能性もあります。カウンセリング時にアソアライナー矯正が可能か、歯科医師が丁寧な診断を行います。

02/

アソアライナー矯正は、患者様ご自身の管理の仕方が、矯正の期間や効果に大きく影響を与えます。取り外しは可能ですが、食事やブラッシング以外の時間は装着することをお願いしています。治療を成功させるには患者様のご協力が大切なので、ご理解の程お願いします。

03/

アソアライン矯正はプラスチックの弾性を利用し矯正力を部位に与え、歯を動かしています。このため、矯正装置をつけている時以外は効果がありません。治療期間が短い場合、思うような効果が得られない可能性が高いです。

04/

アソアライナー矯正は、歯の根本を動かす矯正方法ではありません。そのため、歯の異動量に限界があります。上下左右に3ミリ程度しか動かすことができません。ダイナミックに歯列を整えたい場合は対応が難しい方法です。

05/

抜歯はしませんが、歯を動かすために必要なスペースを作るために、歯を研磨する場合があります。このことで、歯が染みる場合がありますが、一週間程度でおさまります。また、歯を削ったことで、矯正後も、歯にすき間が残る場合があります。この場合、白いプラスチックを埋め込み、すき間を埋める処置を行うこともあります。

06/

治療後後戻り装置(リテーナー)をつけないでいると、元の歯並びに戻る可能性もあります。歯は常に動いているため、保定期間が完了した後も、歯並びに変動が生じることはあります。

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​マウスピース矯正のFAQ

Q.

子供やお年寄りでも受けられる?

A.

マウスピース矯正は、年齢問わず利用可能です。将来生えてくる永久歯のスペースを確保した上で永久歯の適切な導出も可能なので、乳臼歯が残っている10歳程度の年齢でも対応可能です。また、ワイヤー矯正と比べ、歯周組織への負担が少ないため、60代の方でも受けることが可能です。

Q.

裏側矯正もマウスピース矯正同様、目立たない矯正だと思うが、どちらを選ぶべき?

A.

裏側矯正の方がアソアライナー矯正よりも対応できる症例が多いです。そのため、カウンセリングや精密検査の結果、アソアライナー矯正をご希望の場合でも、対応が難しいと判断したら、裏側矯正をご案内するケースもあります。ただ、装置を装着した際の違和感はアソアライナー矯正の方が少ないです。柔らかい素材を使っているため、舌に触れても痛みが出にくく、発音への影響も少ないです。どちらも対応できる場合、患者様のご希望を優先させて頂きます。

Q.

治療期間や治療費用はどれくらい?

A.

歯並びの状態などにもよるためあくまで目安になりますが、治療期間は、上顎または下顎どちらか片方の矯正の場合で約3ヶ月~10ヶ月、上下顎の場合で約4ヶ月~1年半です。マウスピース製作料、調整料、リテーナー費用を含めた矯正費用の総額は、部分矯正の場合、約20万円程度とみられています。

OTHER

その他の矯正治療

すべての症例に対してマウスピース矯正を選択するということではありません。症例によって矯正専門医や美容外科クリニックと協力して治療を行う場合もあります。マウスピース矯正での改善が難しい場合は、一般的な表側ワイヤー矯正や歯の裏側にワイヤーを通す裏側矯正(リンガル矯正)、または歯茎の骨の部分にアンカースクリューと呼ばれるネジを埋め込むインプラント矯正など症例に合わせて選択していきます。歯列だけでなく顎の形状に問題がある場合は東京の美容外科クリニックと協力し外科手術を選択することもあります。

 様々な不正咬合 

 矯正治療の種類 

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